子どもの芽を伸ばそう! 「障害児とその兄弟姉妹の育て方」
6月22日に開催した菅井先生の講演会は盛況のうちに終了しました。
“子育て支援は母親支援”と常日頃言われる先生のお話の中に、子育てへのヒントがたくさんありました。
書き取れたことをお伝えします。
・ 向こう三軒両隣りの24人に一人は障害者がいる。その24分の1を引き受けてくれた。
そう考えることが障害者福祉の原点。
・ この子は我が子だ。私だから出来るという自惚れも大切。
・ 夫婦の子どもであり、夫が受け止めてくれることが障害児を育てる気持ちが前を向く時の
大きな条件。子育ての中心にいる母親を助ける夫の役割りは大切
・ 検診から訓練会に繋がり、“自分だけではない、孤軍奮闘しないで仲間と繋がっている、おしゃべりできる”と
いう環境が気持ちを前に向けていける。子どもの訓練会だけど母親のためになる。
・ 障害児を持ったからこそ他人が味わえない人生を味わえる。
・ 障害児を持って恥ずかしいという意識を払拭すること。
・ 子どものプライドを傷つけない。
・ 兄弟姉妹に対してしわ寄せが行っていることを伝えることが大切。
「ごめんね」「手が届かないことは分かっているよ」と。
親が気づいていることが第二の障害児を作らないことになる。
・ 将来のことまできっちりと考えることは不要。ケ・セラ・セラの気持ちも大切。
・ 本人の出来ることを一つでも増やす。自立度アップを。
等など・・・。
講演会開催を多方面にお知らせすることが出来ました。
町内の特別支援学級には教育委員会の指導主事を通して行き渡り、お茶の間通信で町内に、タウンニュースを通して県央地区に。
そのお蔭で47名(町内38名 町外9名)の参加がありました。
参加者の所属先: 福祉懇話会会員(児童部会を含む) 支援学級保護者 すまいる広場ボランティア
子育てボランティア「いちごの会」 ニッパツハーモニー職員 ゆいはあと相談員
相模原支援級親の会「わたげ」 福祉支援課職員 厚木の障害児の家族 等々
保育幼児:4人 保育者:2人(福祉懇話会会員)
講演会終了後も児童部会の役員は菅井先生と懇談させていただきました。
又、厚木の方とは今後も連絡を取り合うお約束をしました。「わたげ」の方とはこれからも交流を深めていけると思います。講演会を単発で終えることなく、活動の広がりが出来たことは大きな成果でした。
講演後の保護者の感想をいくつかご紹介します。
*悩んでいた事が相談できてためになった。
*次は対話出来る研修会希望。
*障害のある子の良いところも悪いところも、あるがままを認めてあげ尊重してあげ、あまり親が構えすぎたりせ
ず、ケ・セラ・セラとなるようになるくらいでいたほうがいいと言われ、肩の力が少し抜け勇気づけられました。
*兄弟との関わりかたなどの話を直接相談出来たし、今後下の子が大きくなった時の対応の仕方も聞けたので
良かった。自分の今の対応の仕方は間違っていなかったんだと自信を持つ事が出来た。
*主催側のため、ところどころ話が聞けなかったのが残念でした。
*障害児の母になって三年目。孤立無縁、孤軍奮闘段階をやっと少し抜け出し始めた段階。あず・すまいるに出
会って「私だけではない、仲間がいるんだ」と、少しずつわかりはじめたところなのかなと感じた。仲間達や手
助けしてくれる方々とともに、お兄ちゃんも障害のある弟も、この町で生き生きと誇りをもって暮らしていって欲
しいと感じた。
*今後長~い将来に必ずためなる話が聞けてよかった。
*向こう三軒両隣りの24分の1をこの子が引き受けたのだと思ったら涙が止まらなくなった。いい話を聞けて嬉
しかった。
*参考になったけど少し物足りなさを感じた。